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KEISEN-CHO — 日本株ノート

小売

ファーストリテイリング(9983)
海外ユニクロの二桁成長が牽引、6年連続最高益へ

2026年8月13日更新

ユニクロを展開するファーストリテイリングは、2026年8月期に6年連続の最高益更新を見込んでいる。原動力は海外ユニクロ事業の力強い成長だ。第3四半期までの実績と通期見通しから、今の勢いを確認する。

第3四半期累計で営業利益36%増、過去最高水準

2026年8月期第3四半期累計(2025年9月〜2026年5月)の連結決算は、売上収益が前年同期比17.1%増の3兆651億円、営業利益は同36.2%増の6,143億円、純利益は同25.6%増の4,260億円と、いずれも過去最高水準を更新した。営業利益率も前年の17.8%から21.2%へ大きく改善し、売上拡大だけでなく収益性そのものも向上している。

3Q累計売上収益3兆651億円(前年比+17.1%)
3Q累計営業利益6,143億円(前年比+36.2%)
通期売上収益予想3兆9,700億円(前期比+16.7%)
通期純利益予想5,000億円(前期比+15.5%)

グレーターチャイナ・欧米・東南アジアが軒並み二桁成長

成長を支えているのは海外ユニクロ事業だ。現地通貨ベースで見ると、グレーターチャイナ(中国・香港・台湾)、韓国、東南アジア・インド・豪州、北米、欧州のいずれの地域も二桁の増収増益を記録している。国内ユニクロ事業も既存店売上高が通期で前年比8.1%増となるなど堅調だが、成長率という点では海外の勢いが際立つ。

通期は上方修正、ただし第4四半期は減益予想

2026年7月には通期予想を上方修正し、売上収益3兆9,700億円(前期比16.7%増)、営業利益7,300億円(同29.4%増)、純利益5,000億円(同15.5%増)という、過去最高の業績を見込んでいる。ただし直近の第4四半期(6〜8月)単体では、前年・前々年と2年連続で大きく業績が拡大した反動に加え、円安による原価率の上昇や6月の売上が計画をやや下回ったことから、事業利益は2桁の減益になる見通しも示されている。年間を通じた成長ペースの息切れがないか、次の決算が試金石になる。

まとめ

海外ユニクロ事業の高成長を軸に、6年連続の最高益更新が視野に入っている。一方で為替や既存店動向によって四半期ごとの伸び率にはばらつきが出やすく、直近の第4四半期の着地が今後の株価材料として意識されそうだ。

※本記事は公表されている決算情報をもとに構成した情報提供を目的とするものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任において行ってください。